良き友
指揮者、ブルーノ・ワルターの1回目です。
ブルーノ・ワルターは戦前、戦後を通じての大指揮者の一人で、マーラーの直弟子としても有名です。父親・母親ともにユダヤ系で、そんなことも手伝って、二人は仲が良かったこともあったのではと推測されます。
ただ母親はキリスト教に改宗、ブルーノ・ワルターもキリスト教徒でした。
8歳からベルリンのシュテルン音楽院で学び、ピアニストとしてデビューを果たします。
その後、ハンス・フォン・ビューローの指揮振りに感銘を受け、指揮者を目指すようになります。
そして1893年ケルン市立歌劇場で指揮者としてデビューを果たしました。
翌1894年ハンブルク歌劇場に移り、指揮者、1895年には同楽長となりますが、当時の同歌劇場の音楽監督がマーラーで、これが二人の最初の出会いでした。