これまで3回にわたってヨーロッパ自然療法とデトックスについてご説明してきました。
お判りいただけたと思いますが、ヨーロッパ自然療法の目指す所は細胞レベルの「健康」です。
つまり全身レベルの「健康」であり、限局した人体の一部の「健康」を考えるものではありません。
この点が当研究室にとって重要です。
ですから、デトックス(毒抜き)の際に、ヨーロッパ自然療法では臓器サポートという考えを同時に折り込みます。
つまり、デトックス(毒抜き)のためのデトックスではないということです。このように常にヒトを部分ではなく全体で、統合体としてみる考え方をホリスティックといいます。
具体的にはヒトを構造的側面、生化学的側面、精神・心理的側面、情報的側面の4つの統合体としてまずもって考える訳です。
そして、気になる症状や、困っていることなど、問題点を分析して、優先されるべき真の問題を見つけ、分野(側面)毎に問題を解決します。
一つの問題が解決されると、次の問題が深層から浮上してくるので、問題が深く、完全に追及され、解決されますから、ヨーロッパ自然療法は、いわば、分析的課題克服アプローチといえます。
当研究室ではこの課題克服アプローチとは別に、ヒトの生物的特性を深く理解してもらい
自らの生活習慣を正すことを当研究室がサポートする、いわば、総合的課題克服アプローチも用意しております。
しかしながら、この両アプローチにはっきりした線引きを求めることは、あまり意味がありません。
むしろ様々な角度からヒトを把握し、統合体としてのヒトを癒すことが当研究室の大きな目的の一つです。