前回は歯の脱臼が歯槽膿漏の真の原因というお話でした。
では何故は歯は脱臼したのか。これまで述べてきたことを思い出していただければ、お判りと思いますが、悪い寝相が原因です。悪い寝相が続くと歯の立っている方向の横向きの力が寝ている間中続くせいだと考えられます。
そして何故感染したのか。口呼吸であることは繰り返し説明した通りです。
口呼吸、特に就寝中の場合、口の中で唾液の中の制菌物質が口に中に補給されず、また
働かなくなるためだと考えられます。
歯が脱臼すると、歯と歯槽骨をつなぐ線維骨の網目構造に変化がおこり、歯周組織に感染が拡大し、深化すると考えられます。
口臭症と歯槽膿漏。その違いをご理解頂けたでしょうか。
2つとも病名こそ違いますが、どちらも就寝時の口呼吸が原因で、口臭症のみの場合、寝相病の軽症と考えられます。
いずれも病巣化→慢性病という病態モデルの初期サインと考えます。
そして無抜歯健美型治療で歯茎の病巣化(=歯槽膿漏)は収束し、寝相調整、小顔調整、骨盤調整を加え、健康習慣指導を修得することで寝相病から脱することができます。