前回に引き続きバイ菌・ウィルスで起こる口の中の病気をあげていきます。
ここからは少し耳なじみのない病名がでてくるかもしれないのでご容赦ください。
・歯肉炎(歯茎のうち、歯肉の炎症です)
・口内炎の一部(ウィルス・雑菌による粘膜のただれ)
・口臭症の一部(口の雑菌・ウィルスの繁殖による口臭の増大)
・歯髄炎(虫歯から歯の根にバイ菌が感染して炎症を起こします)
・歯髄壊疸(バイ菌の感染や何らかの原因で歯の神経、血管、組織が死んで腐ってしまう)
・歯根膿胞(歯の髄が腐った結果、歯の根の先に膿の袋をつくったもの)
他に口腔外科で扱うような聞き慣れない病気もあります。例えば、
・智歯周囲炎
・口腔カンジタ症
・口腔底蜂窩織炎
・唾液腺炎、唾液腺管炎
などです。
こうした専門的な病気は別として、冒頭であげた病気のうちいくつかは、一般の方にもよく知られた病名だと思います。
ところで先に述べたよく知られたこれらの病気はいつ進行しているか皆さんはご存知でしょうか。
実は皆さんが熱心にブラッシングなさる昼間ではなく、就寝中に進行しているのです。