前回まで20回以上にわたってお話させていただいたのは、
①顔・口の一体的消化システムと
②「寝相」を含む「姿勢」の働きが
③「アンチエイジング」(正常な新陳代謝(細胞の生まれ変わり、入れ替わり)を維持しながら年を重ねること)に象徴される身心の「健康」を支えていると同時に
①②③が互いが互いの原因であり、結果である、
ということでした。
そして自分の体重や身体に加えられる外力が誤った「姿勢」で受け止められると、
「顔・口の一体的消化システム」や身体の各部の動きを鈍らせ働きを悪くする。
これはまた更なる「姿勢」の悪化につながり、「健康」を害しながら、悪循環を繰り返すことでした。
「健康」は「姿勢」一つで、自分の体重だの、誤った外力、体の使い方ごときで脆くも崩れることがお判りいただければ幸いです。
つまり、ここまでのお話は、いわば「顔」と「口」と「姿勢」のお話だった訳です。
さて私達は先の「健康」を害するものとして、自重や外力や体の使い方以外にも他に要因があることを知っています。
これから一つ一つの原因を取り上げながら、「顔」と「姿勢」と「健康」の立場からその問題点について考えてみたいと思います。