私達が朝起きて最初に出会うのは、鏡の前に映る自分の顔です。
何気なく見ている顔ですが、顔色やむくみ具合、眼の大きさや、形、輝きなどで実は今日の自分の体調を自分自身で推し図っている訳です。
このように私達は顔が体の調子を反影するサインであることを認識していますが、では逆に顔の調子が体調に反影すると考えたことはおありでしょうか。
子どもの頃、あなたは「姿勢が悪いと、具合が悪くなりますよ!!」とご両親に注意されたことはありませんか。
確かに姿勢と体調、健康なら、常識的に「なるほど」と考えないでもありませんね。
また「あなた、体調が悪いでしょ?だっていつもより椅子に座っている恰好が苦しそう。姿勢がとても悪くてよ」
これもまた、体調の現われとしての姿勢として納得できます。
つまり私達は姿勢と体調(健康の体への反影)は、互いが互いの原因であり、結果であることは薄々気づいている訳です。
では
①もし姿勢の悪さを作る原因の一つが顔であるとしたら、どうでしょうか。
①を前提とすると、先程も述べたように、顔の様子は体調、健康の度合いに左右されますから、その体調の悪さを姿勢の悪さがもたらすとすれば、つまりこうなります。
「体調の悪さを作る原因の一つは顔の不調である」
また、「顔の不調を作る原因の一つは、体調の悪さである」
ことは最初に述べた通りです。
つまり、もし姿勢の悪さを作る原因の一つが顔であるとすれば、
「体調と顔は姿勢を仲介につながっており、結局、体調と姿勢は互いが互いの原因であり、かつ結果であるから、切り離して考えることはできない。
従って、3つの要素の問題を同時に解決しなければ、健康をめぐる根本的な問題の解決は難しい」
ということになります。
そうすると、こんなこともいえるのでしょうか。
②「顔の不調の原因の一つは姿勢である」
どうも、①と②の関係が健康を得るための大きな契機となりそうです。
そもそも「顔」とは何でしょうか。
そして「姿勢」とは何でしょうか。