前回までに2つのキネオロジー・テストについて説明しました。そしてその中で生体内電流という電子情報について、その2つの流れと、3つの発生源についても簡単に述べました。これから以上の事柄についてもう少し詳しく触れながら、私達の身体の仕組みについて私なりの説明を加えたいと思います。
1、生体内電流とは何か。
多細胞生物は生命活動を行う中で、必ず電流を発生します。大きな把え方をすれば、多細胞生物は固体と液体が入り混じった状態(コロイド体と呼ぶ)であり、この中をH2O主体とした液体が移動すると、自動的に微弱な電流が生じます。
H2Oを主体とした液体といえば、血液やリンパ液があげられますから、血流を旨とする多細胞生物にあっては、体中のいたるところで常時、生体内の微弱電流が発生していることになります。
つまり、生体内電流の発生自体、多細胞生物の生命活動の証在となる訳ですが、生物は多くの場合、生命活動の場で、生体内電流を重要な要素として活用します。
2、生体内電流の源
①脳・神経-筋肉による電子的情報伝達・統禦システム
哺乳動物は多細胞生物のうち極めて活発に移動することが可能な動物です。
哺乳動物に限らず、特に生活の場面を問わず多細胞生物が活発な動きを伴う場合、必要となるのが空間認識です。