<小顔調整、骨盤調整、寝相調整>

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当研究室は、小顔調整と骨盤調整をとても大切にしています。それはこの2要素のいずれもが姿勢に大きく関わっているからです。

 

2つの調整法を私にご教授下さったのは高名な体操の研究者でしたが、この先生からご教示の一環として、こんなことを教えていただいたのです。

 

それは重力という負荷についてです。

 

先生がおっしゃるには、動物は皆、体で重力を受けているのだが、この重力に正しく反発するように体を動かしたり、姿勢を保つことで身体の正常な発達が促されるということでした。そして基本は足の裏で大地を強く踏みしめる力で、これを足の裏の土踏まずを中心としたアーチ部分が担っている。

この部分の働きを正常化することを日常生活の中で行いたいとのことでした。

 

つまり私たちの身体に対する各種の負荷をネガティブにとらえるべきでなく、むしろ必要なものとして、逆に日常生活の中に取り入れて利用することが身体の発達に欠かせないということだったと思います。

重力や体重や、様々な身体への負荷を健康の維持・増進のために役立てるために正しい姿勢や体の動かし方や踏みしめ方が大切だということが理解できました。

つまり体重・負荷は親の仇どころか、旧知の友ということです。

 

さて小顔調整、骨盤調整の話でしたね。それぞれの目的や方法についてふれる前に、両者を臨床の中で実践する中で大変面白い現象に気付いたことをまずもって皆様に報告申し上げようと思うのです。何故ならこの現象こそが先に述べました「顔と姿勢はお互いが原因であり、結果である」とする前提が正しいことを示すと思うからです。