「寝相調整」の意義

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さてまず、これまで述べてきたことを簡単にまとめてみたいと思います。

 

①「顔」と「姿勢」と「健康」の間では、互いが、互いの原因であり、結果です。

 

②「顔」は、他の臓器で役割を代替することのできない、いわば「第一消化器」

であり、これが不調になると、体調の悪化となって現れます。

 

③「姿勢」は外力や自重の受け皿で、一時的な大きな力や、繰返し加えられる持続的な

小さな力でゆがみます。

姿勢をゆがめた力は、身体のあちこちで異常な負荷となり、関節や縫合部や骨格を

中心に身体全体に悪影響を及ぼします。

 

④ 「顔」と「姿勢」と「健康」をつなぐものは「寝相」で、寝ているときの姿勢を「寝相」といいます

から、起きているときの、通常いわれる「姿勢」は、「寝相」によって決定されます。

「健康」も「病気」も「老化」も寝ている間に進行しています。

 

⑤「病気」も「老化」も身体の働きの衰えであることから、結局「アンチエイジング最大の

敵」は「寝相」ということになります。

悪い「寝相」は今日まで病気とみなされていません。

しかし大きな病因の一つとして悪い「寝相」があり、その結果、病気(特に慢性病)も

老化も起こるとすれば、すべての病気は老化も含めて寝相病といえなくもありません。

 

従って当研究室の「寝相の研究」と「寝相調整法」は今日的に大きな意味があると考えています。