困った存在

前回は重金属がどこから体内に取り込まれるかというお話でした。

 

取り込み先は、日常生活の中でも、ごく身近な場面であり、少し驚かれたのではと思います。

そして歯科の影響が大きいことも注目に値します。

 

重金属は皮膚、粘膜から吸収されます。特に粘膜は表面積比で皮膚の250倍もあり、口、腸、鼻、肺は粘膜の主だったものです。

一方、排泄は、腸、肝臓、腎臓を介して行われます。そして貯蔵される箇所は、結合組織、脂肪組織、神経組織、脊髄、脳、内分泌腺、心臓、骨などです。

このうち脂肪組織、神経組織、脊髄は細菌、真菌、熱、酸、フッ素がメチル化を通じて脳血液関門を透過します。つまり、今、記したような困った存在が脳に入ることは可能なの

に追い出すことが出来ないということです。

特にアマルガムの影響は著しく、摩耗して体に取り込まれるケースの他に、虫歯の治療の

為にと不用意にタービンで削ると

 

1)切削片が口から喉にかけ全体を「病巣」化

2)切削の際に発生するガス化した水銀が脳内に侵入、脳神経細胞に重大な影響を与える

3)切削泥を飲み込むと、大腸菌が吸収、代謝後無機水銀が有機化する

4)歯茎や歯髄から吸収され、顎の骨に蓄積

5)歯髄、口腔粘膜から吸収され血液が身体各部に運び、そこで蓄積される

など信じ難いほどのダメージを患者さん、ドクター双方に与えます。

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