ホリスティック的自然療法医

(ホリスティック的自然療法医)

 

前回は生体内電流が脳・神経-筋肉(臓器)システムとホルモン調整に寄与していることをお話しました。今回は生体内電流のもう一つの場面、それが患者さんが2番目のキーワードとしてあげておられる「ミトコンドリア」です。

「ミトコンドリア」は好気的エネルギー代謝(エネルギー物質を酸素と栄養素から作るプロセス)の主役ですが、活性化すると電子伝達系といわれるミトコンドリアを源とする電子の流れ(つまり電流)が生まれます。

二つの生体内電流は実は細胞レベルの健康と深く関わっています。

では、この電流に異常をきたすのはどのような場面でしょうか。実は「病気」とは生体内電流の乱れている状態といえます。

病気には「急性疾患」「慢性疾患」最近では自然療法で考えられる「未病」も注目をあびるようになりました。そのいずれにおいても電流に乱れが生じます。

生体内電流の異常は病気の発生と軌を一にしますから「病気」の原因が、生体内電流の異常を招くと考えてよいでしょう。(次に続く)

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